在学生の評判:初等芸術教育学科
- wai443agrea
- 2月25日
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更新日:2月26日

初等芸術教育学科とは?
大阪芸術大学の初等芸術教育学科は、保育士資格、幼稚園教諭、小学校教諭の中から自分の取りたい資格を選んで授業を受けます。途中で進路を切り替えることもでき、3つ全て取ることもできます。男女比は2 : 8でかなり女子が多く、大阪芸大の他の学科とはちょっと異質な雰囲気かもしれません。
講義は座学もありますが体験型のものが多く、実際にペープサート(幼児向けの紙人形劇)を作ったり、絵本を読み聞かせたりして楽しく学ぶことが出来ます。先生方は困難があることや出来ないことに対して「どうしたらできるのか」を一緒に考えてくれます。また、演奏学科の先生がピアノを教えてくれたり、舞台芸術学科の先生がダンスを教えてくれたり、他の大学だったらおまけのような扱いをされそうな科目も、一つ一つに専門家の先生がレベルの高い指導をしてくださるのは芸術大学ならではだと思います。他学科の授業も受けることが出来るので、高校で美術や音楽が好きだった人にはとても楽しい環境ではないでしょうか。
偏差値だけでないものが得られる
私は大阪芸大に進学して良かったと思っています。偏差値的に見れば国立大学や一般的な総合大学ほどではありませんが、偏差値だけで測れないものが得られる大学です。不登校の経験がある私でも友達が出来て楽しい大学生活が送れています。稀に退学する学生もいますが「学校が嫌になった」などの理由ではなく、バンド活動やYouTubeなどで売れて辞めていく人が多いです。だから「中退」でも「卒業」みたいな感じで、逆にそういったことは一般的な大学ではあまりないと思います。中退者にも「おめでとう」と言えるような環境は特殊かもしれませんが、海外のアートスクールみたいで私は好きです。
実習で「先生」の自分を体験
地域と連携した実習が多く、たとえば「げいだいキッズアートカレッジ」は、大学キャンパスに地域の幼児・小学生を招き、さまざまなアートを体験しながら子どもと学生がふれあうもので、地域からの評判も良い授業です。特別な芸術作品を作るのではなく、アートの面白さや美しさを子どもたちに体験してもらうことを狙いとしており、さまざまな画材を使って絵を描くプログラムです。色を重ねて移り変わっていく美しさや面白さを味わうなど、ただ楽しいだけではない時間を過ごします。画材や素材にしっかりと向き合った経験があると、子どもたちは自分の表現を広げていけるようになります。子どもを前にすると、無意識に学生の自分から「先生」の自分へと切り替わって、普段とは違う自分に少し驚きました。
「ぼっち」にも理解がある
大学は友達がいるかどうかで楽しさが全然違います。高校までのようにただ気が合うとか好きなタレントが同じとかだけでなく、大学では皆もう大人なので、オーバーに言えば人生とか生き方で共鳴する人と巡り合うことができます。人間として当たり前のこと(人の嫌がることをしない、お礼や謝罪ができる等)ができれば友達はできると思います。芸術大学でアニメ界の有名人を多数輩出していることもあるので、皆オタクには理解がありますし、痛バやヘアメなども個性のうちと思っています。そもそも大学の中は「変な人」だらけなので、少々目立つ外見でも珍しい趣味を持っていても目立たちません。友達が出来ず「ぼっち」な子もいるにはいますが、一人でいるのが好きな人も尊重してくれるので、無理に何かのサークルに入れとか言われないのはとても良いと思います。
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